セボフルランとデスフルランの使用におけるファーマコビジランス:約30年の有害事象報告
Thomas Ebert, MD, PhD; Alex Ritchay, MD; Aaron Sandock, BA; Shannon Dugan, BSこのレポートでは、セボフルランとデスフルランのFDA有害事象報告システム(FDA Adverse Events Reporting System, FAERS)データベースにおけるこれら2つの揮発性麻酔薬の臨床使用中の有害事象の有無を調査した。
このレポートでは、セボフルランとデスフルランのFDA有害事象報告システム(FDA Adverse Events Reporting System, FAERS)データベースにおけるこれら2つの揮発性麻酔薬の臨床使用中の有害事象の有無を調査した。
他院で予定された右人工股関節置換術の前に、アナフィラキシーが疑われるイベントが2回みられたとして、50歳のアフリカ系アメリカ人女性がアレルギー免疫科の外来に来院した。
麻酔専門職は周術期の悪性高熱症(malignant hyperthermia, MH)を、吸入麻酔薬やサクシニルコリンによって遺伝的に影響を受けやすい個人の筋肉内で引き起こされる急速に進行し生命を脅かす代謝亢進症候群として認識している。
前頸部血腫(ANH)は、頸部への外科的介入後いつでも発生する可能性がある気道閉塞へと急速に進行する可能性がある。通常、ほとんどの患者は最初の手術から24時間以内に来院する。
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APSFは、麻酔患者安全ポッドキャストを使用して、絶えず麻酔患者の安全性について学ぶ機会を提供している。APSFポッドキャストは、周術期の患者の安全性に対して関心のある全ての人を対象としている。患者の安全上の懸念、医療機器、テクノロジーに関連する読者からの質問への回答に焦点を当てた、著者からの専門的な寄稿とエピソードを含む最新のAPSF ニュースレターの記事の詳細をご覧ください。特に気道管理、人工呼吸器、個人用保護具、薬剤情報、および予定手術の推奨事項に関する重要なCOVID-19情報を強調しています。APSFの使命には、世界中の麻酔患者の安全のための主導的代弁者であることが含まれます。追加情報は、APSF.orgの各エピソードに付随するショーノートをご覧ください。今後のエピソードについてのご意見は、[email protected]までメールでご連絡ください。また、Apple PodcastsやSpotify、ポッドキャストを聞けるどこからでも麻酔患者安全ポッドキャストをみつけられます。APSF.org/podcast、およびTwitter、Facebook、Instagramの@APSForgにアクセスしてください。
詳細については、以下の名前または写真をクリックしてください。
ホスト:
2021年9月8-9日
Royal Palms Resort & Spa
5200 E. Camelback Rd.
Phoenix, AZ 85018
応募書類は Stacey Maxwell, APSF 管理者に提出してください。[email protected]ホテル予約は後日オープンします。
この版が出る数日前、Charles Cowles, MDが家族旅行先の自動車事故で命を落としたという悲劇的なニュースを知りました。不幸中の幸いなことに、彼の妻と3人の子供は怪我を負ったものの命に別状はないようです。 Charlesは、Newsletterの本号の2つの記事を含め、彼のキャリアを通じてAPSFと私たちの専門分野に多大な貢献をしました。 悄然とした思いでこの追悼をお届けします。
Charlesは、患者安全のための非常に効果的な主唱者となるための多くの資質を持っていました。 彼は、生来持っていた好奇心から得た豊富な知識と、興味のあるトピックを完全に理解するまで学びを追求する克己心を持っていました。患者の安全性を高めるために、その知識をどう活用するべきかを理解する洞察と、その目的に向けて努力を注ぐ献身性を備えた人物でした。また、患者のケアをより良くするために時間とエネルギーを惜しみなく費やしていました。
訓練を受けた消防士として、Charlesは患者が火事で負傷しないようにするために長年一貫して働いていました。 彼は、全米防火協会(NFPA)でASAを代表すると同時に、講義や教材を提供しました。 患者と医療提供者を安全に保つために必要な施設とシステムの専門家でもありました。 意見を求められるたびに、Charlesは臨床医がアクセスできる形で貴重な情報を提供してきました。
Charlesが将来の安全性への取り組みに与えたであろう影響がどれほど大きいかは私達の想像を超えるものです。 APSFが患者の安全上の懸念に対応する必要がある時には間違いなく、彼の指導を失なった大きさを実感することでしょう。もちろん彼のご家族の喪失は、これと比べられないほど大きいものでしょう。ご家族が彼の記憶を留め、癒され穏やかな時間を取り戻せるように、私たちの思いと祈りを送ります。
Charles Cowlesを思い、彼の多大な貢献を大切にし、患者の安全性に関する取り組みを続けることで彼の記憶とともに進んでいきます。
—Anesthesia Patient Safety Foundation
Anesthesia Patient Safety Foundation は、大勢の方から少額の資金を集めること、とした初めてのクラウドファンディングイニシアチブを開始しています。
わずか15ドルで目標を達成することができます。
「誰も麻酔治療から害を受けてはならない」というビジョンをご支援ください。
麻酔学の未来を守るという普遍の信念。2019年に設立されたAPSF Legacy Societyは、我々が深く情熱を注ぐ専門職を代表して患者安全の研究と教育が継続できるよう財産、
遺言、または信託を通じて財団にご寄付される方に敬意を表します。
APSF は、財産または遺産を通じて APSF を惜しみなく支援してきた初代メンバー
に感謝いたします。
プランド・ギビング (Planned giving) の詳細については、APSF 開発ディレクターの Sara Moser: [email protected] へお問い合わせください。
世界中で年間 1,000,000 人以上の購読者 |
Anesthesia Patient Safety Foundation(APSF)は、日本麻酔科学会(JSA)と提携し、日本語版 APSF ニュースレターを作成し、配布することにしました。JSA の安全委員会がこの企画を担当します。共通した目標は、周術期の患者安全に対する教育を改善することです。麻酔患者の安全に対する国際的な意見交換を歓迎します。
Hiroki Iida, MD, PhD
Professor and Chair,
Department of Anesthesiology and Pain Medicine
Gifu University Graduate School of Medicine
Tomohiro Sawa, MD, PhD
Professor,
Teikyo University Medical Information and System Research Center
Department of Anesthesia, Teikyo University School of Medicine
Kiyonobu Nishikawa, MD, PhD
Professor and Chair,
Department of Anesthesiology
Osaka City University Graduate School of Medicine
Kazuya Sobue, MD, PhD
Professor and Chair,
Department of Anesthesiology and Intensive Care Medicine
Nagoya City University Graduate School of Medicine
Assistant Editors:
Kumiko Tanabe, MD, PhD
Department of Anesthesiology and Pain Medicine
Gifu University Graduate School of Medicine
Atsushi Yasuda, MD
Department of Anesthesiology
Teikyo University School of Medicine
Yohei Fujimoto, MD, PhD
Department of Anesthesiology
Osaka City University Graduate School of Medicine
Yoshiki Sento, MD
Department of Anesthesiology and Intensive Care Medicine
Nagoya City University Graduate School of Medicine
Steven Greenberg, MD,
FCCP, FCCM
Editor, APSF Newsletter
Clinical Professor
Department of Anesthesiology/Critical Care at the University of Chicago, Chicago, IL.
Vice Chairperson, Education in the Department of Anesthesiology at NorthShore University HealthSystem, Evanston, IL
Jennifer Banayan, MD
Associate Editor, APSF Newsletter
Associate Professor,
Department of Anesthesiology, Northwestern University
Feinberg School of Medicine,
Chicago, IL
Edward Bittner, MD, PhD
Associate Editor, APSF Newsletter
Associate Professor, Anaesthesia,
Harvard Medical School
Department of Anesthesiology,
Massachusetts General Hospital, Boston, MA